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ESの自己紹介、何を書く?目的・構成・例文5選で書き方を完全ガイド

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エントリーシート(ES)を開いて、いざ自己紹介を書こうとした瞬間、「…何を書けばいいんだろう?」と手が止まってしまった経験はありませんか?

特に、名古屋での合同説明会が本格化してくると、締切に追われて焦ってしまいますよね。自己PRとの違いも曖昧で、どんな内容をどれくらい書けば良いのか分からず、不安に感じている人も多いはずです。

でも、安心してください!自己紹介は、あなたという人間を伝える最初の挨拶であり、面接官との会話を弾ませるための大切な「きっかけ作り」の場です。この記事では、企業が自己紹介を求める目的から具体的な書き方、すぐに使える例文までを徹底解説します。この記事を読めば、あなたも自信を持って自分らしい自己紹介が書けるようになりますよ!

エントリーシートに自己紹介を書く目的とは?

そもそも、なぜ企業はエントリーシートで自己紹介を求めるのでしょうか?その目的を理解することが、採用担当者の心に響く自己紹介を作成する第一歩になります。

面接官との会話の糸口(アイスブレイク)を作るため

自己紹介は、面接序盤の緊張した雰囲気を和らげる「アイスブレイク」の役割を担っています。面接官は、あなたが書いた自己紹介の内容から最初の質問を投げかけることが非常に多いです。つまり、ここに書いた内容は、面接の会話の方向性を決める重要なカギになります。自分が話したいテーマや、深掘りしてほしい経験を盛り込んでおくことで、その後の面接を有利に進めるきっかけを作れるのです。

学生の基本情報と人柄を短時間で把握するため

採用担当者は、毎日何十、何百というESに目を通します。その中で、あなたの学歴やスキルといった情報だけでなく、どんなことに興味を持ち、どんな価値観を持っているのか、その「人柄」を短時間で把握するために自己紹介を活用します。趣味や課外活動について触れることで、あなたという人物の全体像を伝え、他の学生との違いを示す絶好の機会になります。

「自己PR」との違い:自己紹介は「自分自身の概要・あいさつ」

自己紹介と自己PRはよく混同されがちですが、目的が全く異なります。違いを理解して、的確なアピールを心がけましょう!

  • 自己紹介: 「私は何者か(Who I am)」を伝える挨拶。大学名や氏名といった基本情報に加え、学業やサークル活動、人柄などを紹介し、自分自身の全体像を伝えるのが目的です。
  • 自己PR: 「私に何ができるか(What I can do)」をアピールするもの。自身の強みやスキルを具体的なエピソードと共に示し、入社後にどう貢献できるかを伝えるのが目的です。

同じエピソードを使う場合でも、自己紹介では「概要」、自己PRでは「強みと貢献意欲」と、伝える角度を変えることが大切です。

情報を整理して伝える「要約力」を見るため

限られた文字数の中で、自分に関する情報を分かりやすくまとめる能力、つまり「要約力」も評価されています。これは、社会人になってから必要不可欠な「報告・連絡・相談」といったコミュニケーション能力の基礎とも言えます。伝えたいことを取捨選択し、論理的に構成する力は、仕事を進める上でも非常に重要視されるスキルなのです。

エントリーシートの自己紹介に書く基本的な内容・構成要素

自己紹介の目的がわかったところで、次は具体的にどんな内容を盛り込めば良いのか、基本的な構成要素を見ていきましょう。これらの要素を組み合わせることで、バランスの取れた自己紹介が作れますよ。

①基本プロフィール(大学名・学部・氏名)

まずは、あなたが誰であるかを伝える最も基本的な情報です。「〇〇大学〇〇学部の△△です。」といった形で、簡潔に名乗りましょう。これは社会人としての基本的なマナーを示す第一歩であり、自己紹介の導入として欠かせない要素です。ここがしっかりしていると、その後の内容もスムーズに読んでもらえます。

②現在取り組んでいること(学業・ゼミ・研究内容)

学生の本分である学業について触れることは、あなたの真面目さや知的好奇心を示す上で非常に重要です。特に理系の学生であれば研究内容、文系の学生であればゼミのテーマなどを分かりやすく紹介しましょう。専門的な内容を誰にでも理解できるように説明することで、論理的思考力やプレゼンテーション能力のアピールにも繋がります。

③課外活動(サークル・部活動・アルバイト・ボランティア)

学業以外での活動は、あなたの多面的な魅力を伝えるチャンスです。サークルや部活動、アルバイトといった経験を通じて、どんな役割を果たし、何を学んだのかを簡潔に盛り込みましょう。

  • 主体性: 自ら課題を見つけて行動した経験
  • 協調性: チームで目標を達成した経験
  • 目標達成意欲: 困難な目標に挑戦し、乗り越えた経験

これらの経験は、あなたのポテンシャルを伝える強力な材料になります。

④人柄を表す要素(性格・趣味・特技・座右の銘)

あなたらしさを表現し、他の学生との差別化を図るためのスパイスとなる部分です。企業の社風とあなたの相性を見極める材料になったり、面接官の個人的な興味を引くきっかけになったりすることも少なくありません。「休日はよく金山駅周辺のカフェを巡っています」といった身近な話題でも、あなたの人柄が伝われば十分なアピールになります。

⑤締めの挨拶・意気込み(「本日はよろしくお願いいたします」等)

自己紹介の最後は、丁寧な挨拶で締めくくりましょう。「本日はよろしくお願いいたします。」といった一言を添えることで、文章全体が引き締まり、真摯で前向きな姿勢を示すことができます。面接への意気込みを簡潔に伝えることで、あなたの熱意を採用担当者に印象付ける効果も期待できます。

エントリーシートに自己紹介を書く際のポイント

基本的な構成を押さえたら、次は他の学生と差をつけるためのワンランク上のテクニックを紹介します。ちょっとした工夫で、あなたの自己紹介はもっと魅力的になりますよ!

面接官が「質問したくなる」フック(興味付け)を入れる

自己紹介の中に、面接官が「それ、もう少し詳しく聞かせて?」と思わず深掘りしたくなるような「フック」を仕込んでみましょう。例えば、「趣味は年間100軒のカレー屋を巡ることです」や「アルバイトでは、売上を前年比120%に向上させました」のように、具体的な数字や少し珍しい経験を入れるのが効果的です。このフックがきっかけで面接の会話が弾めば、自分の得意なフィールドで話を展開できます。

指定文字数に合わせて情報の深さを調整する(要約or詳細)

企業によって自己紹介の指定文字数は様々です。200字程度なら要点を絞って簡潔に、400字以上なら具体的なエピソードを少し加えるなど、文字数に応じて情報の量や深さを柔軟に調整しましょう。あらかじめ複数の文字数パターン(200字、400字など)を用意しておくと、急なES提出にも慌てず対応できるのでおすすめです。

自分の「キャッチフレーズ」を入れて印象付ける

冒頭に「『まずやってみる』がモットーの、〇〇大学△△です」のような、自分を表すキャッチフレーズを入れるのも非常に有効なテクニックです。あなたの人柄や強みを一言で表現することで、採用担当者の記憶に強く残ります。自分の長所や大切にしている価値観をキーワードにして、オリジナルのキャッチフレーズを考えてみましょう!

複数の要素(学業+趣味など)を組み合わせて多面的な魅力を伝える

アピールしたい要素を一つに絞る必要はありません。「ゼミでの研究に没頭する一方、週末は社会人サッカーチームで汗を流しています」のように、学業と課外活動、趣味などを組み合わせることで、あなたという人物に深みが出ます。オンとオフのバランス感覚や、多様な興味関心を持っていることを示せば、より立体的で魅力的な人物像を伝えることができます。

エントリーシートに自己紹介を書く際の注意点

アピールしたい気持ちが空回りして、かえってマイナスな印象を与えてしまうことも…。ここでは、自己紹介でやりがちな失敗例と、それを避けるための注意点を解説します。

注意点①:自己PRと全く同じ内容を繰り返さない(視点を変える)

自己紹介と自己PRの役割の違いは常に意識しましょう。もし同じエピソードを扱うのであれば、伝える視点を変える工夫が必要です。例えば、サークル活動について書くなら、自己紹介では「仲間と協力してイベントを企画した経験」という概要に留め、自己PRでは「その経験で培った課題解決能力を、貴社の〇〇という事業で活かしたい」と、強みと貢献意欲に繋げるのが良いでしょう。

注意点②:要素を詰め込みすぎて、何の人か分からなくならないようにする

アピールしたいことがたくさんあるのは素晴らしいですが、情報を無秩序に詰め込みすぎると、結局あなたの魅力が何も伝わらない「印象の薄い人」になってしまいます。自分の最も伝えたい核となる要素を1〜2点に絞り、それに関連する情報を整理して伝える「選択と集中」を意識してください。あれもこれもと欲張らず、最もあなたらしい部分を際立たせることが大切です。

注意点③:自慢話や専門用語の多用を避け、謙虚かつ分かりやすく書く

実績を伝えることは重要ですが、表現一つで「自慢話」と受け取られてしまう危険性もあります。「私が〜しました」という主観的な表現よりも、「チームで〜という成果を出しました」のように、客観的な事実を謙虚な姿勢で述べましょう。また、ゼミの研究内容などを話す際は、人事担当者にも理解できるよう、専門用語を避け、誰が読んでも分かる平易な言葉で説明する配慮を忘れないでください。

注意点④:ウケを狙いすぎて、奇抜すぎる内容や不適切な表現にならないようにする

個性を出すことと、奇をてらうことは違います。就職活動はビジネスの場であることを忘れてはいけません。ウケを狙った奇抜すぎる表現や、TPOをわきまえない内容は、社会人としての常識を疑われる可能性があります。あなたらしさは、あくまで誠実さと熱意が伝わる範囲で表現することを心がけましょう。

【パターン別】エントリーシートの自己紹介例文5つ

ここからは、これまでのポイントを踏まえた具体的な例文を5つのパターンで紹介します。自分の経験に最も近いものを参考に、あなただけの自己紹介を作成してみてください!

例文①:【学業・ゼミ中心】真面目さと知的好奇心をアピール

〇〇大学経済学部の△△△△と申します。「行動経済学」のゼミに所属し、人々の非合理的な意思決定が市場に与える影響について研究しています。特に、商品の価格設定が消費者の購買意欲をどう変化させるかというテーマに興味を持ち、地域のスーパーマーケットと協力して実証実験を行いました。この研究を通じて培った、仮説を立て粘り強く検証する力を、貴社のマーケティング分野で活かしたいと考えております。本日はよろしくお願いいたします。(218字)

例文②:【サークル・部活中心】継続力とチームワークを強調

〇〇大学法学部の△△△△です。私は、100名以上が所属するテニスサークルの副部長として、チームの結束力を高めることに尽力しました。学年や実力に関わらず誰もが楽しめるよう、新しい練習メニューの導入や定期的な交流イベントを企画・実行しました。その結果、退会率を前年の半分に抑えることができました。この経験から学んだ、多様な意見を調整し、一つの目標に向かってチームをまとめる力を、貴社でも発揮したいです。よろしくお願いいたします。(216字)

例文③:【アルバイト経験中心】社会経験と対人スキルを提示

〇〇大学経営学部の△△△△です。名古屋駅近くのカフェで3年間、接客のアルバイトをしています。常連のお客様の顔と好みを覚え、一人ひとりに合わせた会話を心がけた結果、「あなたがいるとお店が明るくなるね」というお言葉をいただけるようになりました。また、後輩スタッフの育成担当として、分かりやすいマニュアル作成にも取り組みました。この経験で培った、相手の立場に立って考え行動する力を、貴社の営業職として活かしたいです。本日はよろしくお願いいたします。(220字)

例文④:【趣味・特技中心】個性やユニークな人柄で興味を引く

〇〇大学文学部の△△△△と申します。私の趣味は、御朱印を集めながら東海地方の寺社仏閣を巡ることです。これまでに50以上の寺社を訪れ、その歴史や建築様式について自分なりに調べてきました。一つのことを深く探求する中で、情報収集力と計画性が身についたと感じています。この探究心と行動力を、貴社の企画部門で新しい価値を創造するために役立てたいです。本日はよろしくお願いいたします。(199字)

例文⑤:【オールラウンド型】学業+課外活動+趣味をバランスよく要約

〇〇大学国際教養学部の△△△△です。大学では異文化コミュニケーションを専攻し、多様な価値観を理解することの重要性を学んでいます。学外では、地域の子供たちに英語を教えるボランティア活動に力を注いでいます。また、気分転換に栄のライブハウスへ足を運び、新しい音楽に出会うことが好きです。これらの経験を通じて培った広い視野と好奇心を武器に、様々な課題に挑戦していきたいです。本日はよろしくお願いいたします。(210字)

まとめ:自己紹介は「あなたを知るための目次」と考えよう

ここまで、ESの自己紹介について様々な角度から解説してきました。たくさんのポイントがあって難しく感じたかもしれませんが、一番大切なのは「自己紹介は、あなたという本を知ってもらうための目次である」と考えることです。この目次が魅力的であれば、面接官は「もっと本文(あなた自身)を読んでみたい、深く知りたい」と思ってくれるはずです。すごい経歴や特別な経験は必要ありません。あなた自身の言葉で、学生時代に何を感じ、何を頑張ってきたのかを誠実に伝えることが、何よりも強力なアピールになります。この記事を参考に、自信を持ってあなただけの自己紹介を完成させてください。応援しています!

記事のFAQ

エントリーシートの自己紹介に関して、よくある質問にお答えします。

Q1. 自己紹介に書くことが思いつきません。どうすればいいですか?

特別な経験である必要は全くありません!まずは大学生活を振り返り、楽しかったこと、夢中になったこと、大変だったけど頑張ったことなどを自由に書き出してみてください。例えば、「一番面白かった授業」「サークルで仲間と笑い合った瞬間」「アルバイトで工夫したこと」など、些細なことでも構いません。その中に、あなたの人柄や価値観を示すヒントが隠されています。自己分析をすることで、あなただけの魅力的なエピソードがきっと見つかりますよ。

Q2. 文字数指定がない場合、どのくらいの長さが適切ですか?

文字数の指定がない場合は、300〜400字程度を目安に作成するのが一般的です。短すぎると意欲が低いと判断されたり、情報不足で人柄が伝わらなかったりする可能性があります。逆に長すぎると、要点をまとめる能力がないと見なされることも。伝えたい情報を簡潔に、かつ分かりやすくまとめることを意識して、読み手がストレスなく読める最適な長さを目指しましょう。

Q3. 複数の企業で同じ自己紹介を使い回しても良いですか?

基本的な内容は同じもので問題ありません。ただし、より熱意を伝えるためには、応募する企業に合わせて内容を少しだけカスタマイズすることをおすすめします。例えば、チームワークを重視する企業であればサークル活動のエピソードを厚めに、チャレンジ精神を求める企業であれば新しいことに挑戦した経験を強調するなど、企業の求める人物像を意識してアピールする側面を微調整できると、より効果的です。

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