東海エリア就活特化編

バッファローの就職難易度は?求める人物像と選考対策を解説

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Wi-Fiルーターや外付けHDDでお馴染みの「バッファロー」。名古屋に本社を構える優良企業として、東海地方の学生なら一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

でも、「BtoCのイメージは強いけど、実際どんな会社?」「メーカーの就職って難しそう…」と、具体的な就活情報が少なくて不安に感じていませんか?

この記事を読めば、バッファローの事業内容から、気になる就職難易度、そして内定を勝ち取るための具体的な選考対策まで、すべて分かります。

1. バッファローの事業内容

画像出典:バッファローHP

バッファローは、無線LANルーターで国内トップクラスのシェアを誇るPC周辺機器事業を中核としています。長年培ってきた高い品質と信頼性で、圧倒的なブランド力を築いているのが特徴です。

また、家電量販店で見かける個人向け(BtoC)製品に加え、企業のネットワーク環境を支える法人向け(BtoB)事業も展開。景気に左右されにくい安定した経営基盤を持つ両輪経営が強みです。

近年では、これまでのネットワーク技術を活かし、ネットワークカメラやスマート家電など、IoT分野へも積極的に挑戦しており、将来性が期待されています。

事業の柱特徴・強み
PC周辺機器事業無線LANルーターで国内トップクラスのシェアを長年維持。高い品質と信頼性で圧倒的なブランド力を誇る。
BtoCとBtoBの両輪展開家電量販店で見かける個人向け(BtoC)製品に加え、企業のネットワーク環境を支える法人向け(BtoB)事業も展開。景気に左右されにくい安定した経営基盤を持つ。
IoT時代への挑戦ネットワーク技術を活かし、ネットワークカメラやスマート家電連携など、IoT分野へも積極的に挑戦。将来性が期待される。

2. バッファローへの就活難易度・就活状況

企業の魅力がわかったところで、次に気になるのはやっぱり就職難易度ですよね。

バッファローの就職難易度は標準的です。知名度と安定性から人気はありますが、採用枠は30名から40名程度と多くはないため、万全の対策が求められます。

採用大学は、名古屋大学や名古屋工業大学などのトップ校から、愛知大学、中京大学、名城大学まで東海地方を中心に幅広く採用しており、明確な学歴フィルターの心配は少ないでしょう。

選考フローは「ES→Webテスト→複数回の面接」が一般的で、グループディスカッションが行われることもあります。面接では人柄や価値観、専門性などが深く掘り下げられる傾向にあります。

項目内容・傾向
就職難易度標準的。 知名度と安定性から人気はあるが、採用枠は30〜40名程度と多くない。万全の対策が必要。
採用大学名古屋大、名工大などのトップ校から愛知大、中京大、名城大まで東海地方を中心に幅広く採用。明確な学歴フィルターの心配は少ない。
選考フローES → Webテスト → 複数回の面接(GDの場合も) → 内々定。面接では人柄や価値観、専門性などが深く掘り下げられる。

3. バッファローが求める人材

選考を突破するには、バッファローが求める5つの人物像を理解することが近道です。

まず、メーカーとして「もっと良い製品を作りたい」という、ものづくりへの情熱と探究心が全ての土台となります。その上で、技術の進歩が速い業界で、失敗を恐れず新しい知識やスキルを学び続けるチャレンジ精神が不可欠です。

また、指示待ちではなく自ら課題を見つけて周囲を巻き込みながら行動できる主体性。そして、顧客からの信頼を第一に考える誠実さと高い倫理観。最後に、多様な専門性を持つ人々と協力して目標に向かうチームワークが求められます。

求める人物像解説
① 主体的に考え、行動できる人指示待ちではなく、自ら課題を見つけ、周囲を巻き込みながら当事者意識を持って行動できる。
② 新しいことに挑戦するチャレンジ精神技術の進化が速い業界で、失敗を恐れずに新しい知識やスキルを学び続ける意欲。
③ チームワークを尊重し、協働できる人異なる専門性を持つ人々と円滑にコミュニケーションを取り、同じ目標に向かって協力できる。
④ 誠実さと高い倫理観顧客からの信頼を第一に、物事に真摯に向き合う人柄や、コンプライアンスを遵守する姿勢。
⑤ ものづくりへの情熱と探究心製品や技術への強い興味と、「もっと良い製品を作りたい」という情熱。

4. ES具体例

求める人物像がわかったら、次はそれをESでどう表現するかが重要です。

設問例1「学生時代に最も力を入れたことは何ですか?」

この設問では、「主体性」や「チャレンジ精神」を、STARメソッド(状況・課題・行動・結果)を意識してアピールするのが効果的です。

【回答例】
大学祭実行委員会で、企画リーダーとして来場者アンケートの回答率向上に尽力しました。当初、回答率は目標の30%に対し15%と低迷しており、原因はアンケートの設問数の多さと、協力依頼方法の非効率さにあると考えました。そこで私は、設問を必須項目のみに絞り込むこと、そしてQRコードを活用したWebアンケート形式への変更をチームに提案しました。さらに、各企画ブースに担当者を配置し、来場者に直接協力を呼びかける「声かけ運動」を企画・実行しました。その結果、最終的な回答率は45%まで向上し、翌年の企画改善に繋がる貴重なデータを収集できました。この経験から、課題の原因を分析し、周囲を巻き込みながら主体的に行動することの重要性を学びました。

設問例2「バッファローの製品を通じて、社会にどのような価値を提供したいですか?」

この設問は、企業理解の深さと「ものづくりへの情熱」をアピールする絶好の機会です。

【回答例】
私は、貴社のWi-Fiルーター「AirStation」の技術を通じて、教育現場におけるデジタル格差の解消に貢献したいです。大学のオンライン授業で、通信環境によって学習機会に差が生まれる現状を目の当たりにしました。貴社の強みである「安定した接続性」と「簡単な設定」をさらに追求し、ITに不慣れな家庭や、通信インフラが未整備な地域でも、誰もがストレスなく学べる環境を届けたいです。法人向け事業で培われた高い技術力を応用し、教育機関向けの安価で高性能なソリューションを提案することで、未来を担う子どもたちの可能性を広げる一助となりたいと考えています。

5. よくある質問(FAQ)

最後に、就活生の皆さんからよく寄せられる質問にお答えします。

1. ITやPCの専門知識は必須ですか?

A. 技術職を志望する場合は、大学で学んだ専門知識が必須となります。一方で、総合職の場合は、現時点で深い専門知識は求められません。必要な知識は入社後の研修でしっかりと学べますので、新しいことを学ぶ意欲が大切です。

2. インターンシップへの参加は選考に有利になりますか?

A. 直接的な合否への影響はありません。しかし、企業理解を深める絶好の機会であり、そこで得た経験を志望動機に繋げれば、他の学生よりも熱意が伝わりやすくなるでしょう。

3. 入社後の配属はどのように決まりますか?

A. 本人の希望や適性、会社の事業計画などを総合的に考慮して決定されます。新入社員研修中に各部署の業務内容を学ぶ機会があり、その上で配属面談が行われるのが一般的です。

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