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ESの語尾は「ですます」or「だである」?受かる文章の選び方と注意点

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エントリーシート(ES)をいざ書こうとした時、「あれ、文章の最後って『ですます』と『だである』、どっちがいいんだろう?」と手が止まってしまった経験はありませんか?「こんな細かいことで評価が下がったらどうしよう…」なんて、考えれば考えるほど不安になりますよね。特に初めての就活では、ささいなことでも気になってしまうものです。

でも、安心してください!この記事を読めば、語尾の選び方に関する悩みはすべて解決します。それぞれの文体が持つ印象やメリット・デメリット、さらには業界や文字数に合わせた選び方まで、具体的に解説していきます。自分に合った語尾を選んで、自信を持ってESを書き進められるようになりましょう!

結論:ESは「です・ます調」「だ・である調」どちらでも問題ない

まず結論からお伝えすると、ESの語尾は「です・ます調」と「だ・である調」のどちらを選んでも、それ自体が合否に直結することはほとんどありません。大切なのは、もっと別のポイントにあるんです。

合否を分けるのは語尾ではなく「内容」と「統一感」

採用担当者は、語尾のスタイルよりも、あなたが学生時代に何に力を入れ、何を学び、それをどう会社で活かせるのかという「内容」に最も注目しています。自己PRやガクチカで、あなたという人間性やポテンシャルが伝わるかどうかが勝負の分かれ目です。

ただし、文章全体で語尾が統一されていることは、最低限守るべきマナー。例えば、前半が「~です。」で終わっているのに、後半突然「~と考える。」となっていたら、読み手は「注意散漫な人なのかな?」と感じてしまいます。語尾の統一は、あなたの丁寧さや文章作成能力を示す土台となるのです。

どちらを選んでも「読み手への配慮」があれば評価される

「です・ます調」が持つ丁寧さも、「だ・である調」が持つ簡潔さも、どちらも「読み手である採用担当者への配慮」に繋がります。名古屋本社の人気企業ともなれば、採用担当者は何百、何千というESに目を通すことになります。その中で、スラスラと頭に入ってくる読みやすい文章は、それだけで好印象です。

どちらの文体を選ぶにせよ、「相手が読みやすいように」という意識を持って書くことが何よりも大切。その配慮が伝われば、語尾のスタイルが問題になることはありません。

迷った時の判断基準:文字数とアピールしたい自分の性格

「どちらでも良いと言われても、やっぱり決められない!」という人もいますよね。そんな時は、2つの基準で考えてみましょう。一つは「文字数」。指定文字数が200字など短い場合は、少しでも多く情報を盛り込める「だ・である調」が有利です。もう一つは「アピールしたい人柄」。誠実で温和な印象を与えたいなら「です・ます調」が向いています。このように、状況に合わせて戦略的に選ぶのがおすすめです。

「です・ます調(敬体)」を使うメリット・デメリット

では、それぞれの文体にはどんな特徴があるのでしょうか。まずは、多くの人が普段から使い慣れている「です・ます調」から見ていきましょう。丁寧な印象を与えられる一方で、少し注意したい点もあります。

採用担当者に丁寧で柔らかい印象・誠実さを与えられる

「です」「ます」という丁寧な語尾は、相手への敬意を示し、書き手の真面目さや誠実な人柄を伝える上で非常に効果的です。文章全体が柔らかい雰囲気になるため、読み手に威圧感を与えることなく、素直な思いを伝えられます。特に、人柄を重視する採用方針の企業に対しては、良い印象を与えやすいでしょう。

人柄重視・接客業などの企業文化に馴染みやすい

メリット①とも関連しますが、特に顧客と直接関わる機会の多い業界や職種では、「です・ます調」の持つ丁寧で柔らかい印象がプラスに働きます。例えば、東海地方を基盤とする百貨店や鉄道会社、銀行などのサービス業を志望する場合、この文体は企業文化との親和性が高いと言えるでしょう。企業の求める人物像と、文章から伝わる印象を一致させるのも一つの戦略です。

文字数が多くなり、書ける情報量が減る

「です・ます調」の明確なデメリットは、文字数が多くなってしまうことです。例えば、「私の強みは課題解決力です。」(13文字)と書くところを、「私の強みは課題解決力である。」(12文字)とすれば1文字削減できます。たった1文字と思うかもしれませんが、文章全体では数十文字の差になることも。限られた文字数で具体的なエピソードを語りたい時には、この差が大きく響いてきます。

文章のリズムが単調になりやすく、稚拙に見えるリスクがある

「~しました。~と感じました。~に貢献したいです。」のように、「~ます」「~です」という語尾が連続すると、文章全体のリズムが単調になりがちです。表現を工夫しないと、意図せず小学生の作文のような、少し幼稚な印象を与えてしまうリスクも。体言止めを効果的に使うなど、文章に変化をつける工夫が求められます。

「だ・である調(常体)」を使うメリット・デメリット

次に、レポートや論文などで使われる「だ・である調」について見ていきましょう。文字数を節約でき、自信がある印象を与えられる一方、書き方によっては冷たい印象になるリスクも。メリットとデメリットを正しく理解して、うまく使いこなしましょう!

文字数を節約でき、具体的なエピソードを盛り込みやすい

「だ・である調」の最大のメリットは、文章を簡潔にまとめられる点です。同じ内容でも「です・ます調」より短い文字数で表現できるため、その分、具体的なエピソードや実績、自分の考えなどをより多く盛り込めます。文字数制限が厳しい設問で、ライバルと情報量で差をつけたい場合に非常に有効なスタイルです。

論理的で自信がある、説得力が高い印象を与えられる

「~である」「~と考える」といった断定的な語尾は、自分の意見や経験に対する自信の表れとして、採用担当者にポジティブに受け取られることがあります。文章全体に説得力が生まれ、客観的で知的な印象を与えやすくなります。ロジカルシンキングや課題解決能力をアピールしたい場合には、特に効果的でしょう。

ビジネス文書や論文に近い形式で、知性をアピールできる

「だ・である調」は、ビジネス文書や学術論文で標準的に使われる文体です。そのため、この文体を使いこなせていると、「社会人として必要な文章作成の基礎ができている」というアピールに繋がる可能性があります。特に、研究開発職やコンサルティングファームなど、論理性を重視する業界・職種では評価されやすい傾向があります。

書き方によっては「冷たい」「偉そう」と思われるリスク

断定的な表現は、メリットの裏返しで「高圧的」「独善的」といったネガティブな印象を与えてしまう危険性もはらんでいます。言葉選びを慎重に行わないと、「この学生は協調性がないかもしれない」と思われかねません。特に自己PRなどで使う際は、客観的な事実と組み合わせるなど、謙虚な姿勢も同時に示す工夫が必要です。

使い慣れていないと、文体が崩れやすい

普段あまり使わない学生が無理に「だ・である調」で書こうとすると、途中でうっかり「~です。」のような敬体が混ざってしまう「文体の混在」が起こりがちです。これはESにおける重大なミスと見なされるため、注意が必要。もし書き慣れていないのであれば、無理せず「です・ます調」を選ぶのが無難です。

状況別!「です・ます」と「だ・である」のおすすめの使い分け

両方の文体の特徴がわかったところで、ここからはより実践的に、どんな状況でどちらを選べば良いのかを解説します。「文字数」「業界」「設問」の3つの切り口で、あなたに最適なスタイルを見つけていきましょう。

文字数制限が少ない(200文字~300文字)場合:「だ・である調」が有利

200~300字程度の短い設問では、伝えたいことを凝縮させる必要があります。このような場合、1文字でも多く内容を盛り込める「だ・である調」が断然有利です。情報を削ることなく、要点を簡潔にまとめられるため、アピールしたいポイントをしっかり伝えきることができます。短い文章でキレのある印象を与えたい時にもおすすめです。

文字数制限が多い(400文字以上)場合:どちらでもOK(読みやすさ重視)

400字以上の十分な文字数が与えられている場合は、どちらの文体を選んでも大きな差は生まれません。この場合は文字数の制約よりも、自分がアピールしたい人柄や、文章全体の一貫性、そして何より「読みやすさ」を優先して選びましょう。自分が最も自然に、かつ説得力を持って書けるスタイルを選ぶのが一番です。

業界の雰囲気で選ぶ(金融・メーカー・商社は「だ・である」、サービス・福祉は「です・ます」)

志望する業界のカルチャーに合わせて文体を選ぶのも賢い方法です。一般的に、論理的思考や客観性が重視される金融、コンサル、メーカー(特に技術職)などでは、簡潔で説得力のある「だ・である調」が馴染みやすい傾向にあります。一方で、人柄やコミュニケーション能力が重視されるサービス、小売、福祉、マスコミなどでは、丁寧で柔らかい印象の「です・ます調」が好まれることが多いです。

設問によって使い分けるのはアリ?(基本はES全体で統一すべき)

「自己PRは『だ・である調』で、志望動機は『です・ます調』で…」のように、一つのES内で設問ごとに文体を変えるのは、基本的にはNGと考えましょう。読み手である採用担当者に、「一貫性がない」「文章のルールを理解していない」といったネガティブな印象を与えてしまうリスクが高いからです。ESを提出する企業ごとにどちらかに決めたら、そのスタイルで最後まで書き通すのが原則です。

ESにおける語尾・文末表現の3つの注意点とNG例

最後に、どちらの文体を選ぶにせよ、すべてのESで共通して守るべき基本的な注意点を確認しておきましょう。これらのミスを犯してしまうと、せっかく考えた内容が良くても評価を大きく下げてしまう可能性があるので、提出前に必ずチェックしてください!

絶対NG!一つのES内で「です・ます」と「だ・である」を混在させない

これは最もやってはいけないミスです。文章の途中で文体が変わると、非常に読みにくく、基本的な文章作成能力を疑われてしまいます。書き上げた後は、必ず最初から最後まで音読してみてください。黙読では気づきにくい文体の混在も、声に出して読むことで「あれ、ここだけリズムが違うな」と発見しやすくなります。

  • NG例: 私の強みは粘り強さである。大学時代のサークル活動では、目標達成のために毎日練習を続けました。

話し言葉(口語)や過度な体言止め(名詞止め)は避ける

ESはビジネス文書の一つです。「~みたいな」「~なんで」「~とか」といった話し言葉(口語)は、幼稚な印象を与えてしまうため絶対に避けましょう。また、「私の強みは、粘り強さ。」のように名詞で文を終える「体言止め」は、効果的に使うと文章にリズムが生まれますが、多用すると読みにくく、稚拙に見えてしまうので注意が必要です。使うとしても、各設問で1回程度に留めるのが無難です。

面接の発言(話し言葉)とES(書き言葉)の違いを意識する

ESは「書き言葉」、面接は「話し言葉」です。この違いをしっかり意識しましょう。例えば、ESで論理性をアピールするために「だ・である調」を選んだとしても、面接の場で同じように「~である。」と話すのは不適切ですよね。面接では当然、丁寧な「です・ます調」で話す必要があります。ESと面接で人格が変わったような印象を与えないよう、この切り替えは常に頭に入れておきましょう。

まとめ:自分らしさと文字数に合わせて最適な語尾を選ぼう

ESの語尾について解説してきましたが、いかがでしたか?

結論として、語尾に絶対的な正解はありません。「です・ます調」と「だ・である調」のどちらを選んでも、それだけで合否が決まることはないのです。最も大切なのは、あなたの魅力が伝わる「内容」と、文章全体での「統一感」、そして採用担当者への「読みやすさへの配慮」です。

どちらの文体を選ぶか迷ったら、指定された文字数や、自分が企業に与えたい印象(誠実さなのか、論理的思考力なのか)を基準に判断してみてください。そして、一度決めたら最後までそのスタイルを貫きましょう。この記事を参考に、あなたに合った語尾を選び、自信を持ってES作成に臨んでくださいね。応援しています!

記事のFAQ

記事を読んでもまだ残るかもしれない、細かい疑問にお答えします!

  1. Q. 語尾を「~です。」と「~ます。」どちらかに統一する必要はありますか?A. いいえ、その必要は全くありません。「です・ます調(敬体)」という大きな枠組みの中で、「です」と「ます」が混在するのは、自然な日本語として当然のことです。例えば、「私の強みは傾聴力です。相手の話を丁寧に聞くことができます。」のように混ざっていても全く問題ありません。文体の統一とは、あくまで「敬体」と「常体(だ・である調)」を混ぜない、という意味だと考えてください。
  2. Q. 「~と考える。」と「~と考える所存です。」はどちらが良いですか?A. どちらも間違いではありませんが、基本的には「~と考えます。」や「~と考えています。」といったシンプルで分かりやすい表現をおすすめします。「所存です」は非常に丁寧な表現ですが、少し堅苦しく、多用すると回りくどい印象を与えてしまう可能性があります。熱意を伝えたいここぞという場面で一度使う程度なら効果的かもしれませんが、基本はシンプルな表現を心がけましょう。
  3. Q. 提出前に文体をチェックする簡単な方法はありますか?A. 最も簡単で効果的な方法は「音読」です。声に出して読んでみることで、黙読では気づきにくい文体の混在や、不自然な文章のリズム、誤字脱字を発見しやすくなります。また、友人や家族、大学のキャリアセンターの職員など、第三者に読んでもらうのも非常に有効です。自分では完璧だと思っていても、他人が読むと意外なところで違和感を覚えるもの。名古屋大学や中京大学など、各大学のキャリア支援を積極的に活用してみましょう!
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